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富士宮市名物 「富士宮焼きそば」
コシが強い麺と、肉かす、ダシ粉を使った独特の味付けが特徴の富士宮市名物、「富士宮やきそば」。
麺をゆでずに蒸して油をまぶすという独特の製法は、水分がとても少ないためにコシのある食感が生まれるのです。これは、冷蔵庫などの保存方法が普及していない戦後、日持ちするやきそばを作ろうと製麺業者が開発したという説があります。また、当時の富士宮市では養豚業が盛んで、その副産物のラードと肉かす、静岡地方独特のだし粉(鯖・鰯の削り粉)が材料に使われているのも特徴のひとつです。
この焼きそばの歴史は意外に古いようです。富士宮市内では終戦直後から、鉄板を備えた駄菓子店で焼きそばが出されていました。当時は浅間大社の参拝客、製糸工場の女工たちや、買出し客たちで市内はにぎわっていて、この焼きそばがとても人気があったということです。
やがて昭和40年代になると、交通の不便さから徐々に商店街の活気がなくなり、町の空洞化が進みました。町の活性化に役立つアイディアを考えていた市民と行政の担当者は、裏通りに多く残る「やきそば店」に気づきました。食材が富士宮市特産を使用していること、富士宮市が焼きそば消費量日本一などに着目した彼らは、2000年に町おこしとして「富士宮焼きそば学会」を立ち上げ、キャンペーンを展開していきました。これがマスコミに大きく取り上げられ、町おこしとして見事に成功したのです。「焼きそば」経済波及効果は2000年から6年間で200億円は超えるというデータも。
東京から「やきそばエクスプレス」なる高速バスが運行され、1日6本、2時間強で富士宮市に行くことができます。
B級グルメの王様となりつつある、「富士宮やきそば」。インスタントラーメンタイプや通販も流通していますが、この際「焼きそばエクスプレス」で日帰り「本場焼きそば三昧」なんていうのも、いかがでしょうか。
町おこしイベントのさかんな富士宮市。この町に不動産を買って、毎日富士山を眺めながら焼きそばを食する、なんて暮らしはいかがでしょうか。
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