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日本一のお茶どころ、牧之原市の牧之原台地

牧之原台地(まきのはらだいち)は、現在の島田市、牧之原市、菊川市にまたがる台地です。
大昔に大井川の扇状地だったといわれる牧之原台地は、江戸時代までは麓の村(現在の大字)の入会地でした。入会地とは、その周りの集落の人々が共同で利用し、薪や肥料にする落ち葉、家畜のえさになる草などの採取に使われる土地のことです。
1867年、徳川慶喜が大政を奉還し、駿府に移ることになり、中條金之助影昭を隊長とした幕臣の護衛隊が、慶喜とともにここ牧之原に移住してきました。やがて時勢も落ち着き、護衛の職を失ってしまった中條たちは勝海舟の勧めにより、牧之原開拓に乗り出したのです。一方、大井川に橋がかかったために川越え人足たちも職を失い、この牧之原台地にやってきました。両者にとって慣れない開拓作業はおそらく苦労の連続だったでしょう。しかし、中條のすぐれた統率力と並外れた努力により、やがて荒れた土地は見事な茶園へと変わっていきました。
牧之原台地は、北側から南側へかけて緩く傾斜しており、弱酸性の水はけが良い赤土でであることと、温暖な気候がお茶栽培にとても適しているそうです。いまや、日本有数の茶園地帯となった牧之原台地。開拓の英雄、中條金之助は牧之原台地の一角で銅像となって、この茶園を見守っています。
ちなみにこの牧之原台地に住む人は少なく、住宅不動産もほとんど見られないということです、すべては緑あふれるお茶畑で埋め尽くされているのでしょう。

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