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菊川市のお茶自慢
菊川市といえば、お茶。日本人に深く愛され続ける日本茶。そのお茶を中国から日本に広めたのは、鎌倉時代の禅僧・栄西といわれています。
栄西は著書のなかで、「お茶こそ養生の薬であり、長寿の妙薬である」と語っています。1191年には、中国からお茶の実を持ち帰り佐賀県で栽培。これが日本茶の起源だそうです。
菊川市で本格的にお茶の栽培がはじまったのは、開国が始まった明治初期のこと。横浜開港によってお茶の輸出が盛んとなり、菊川市の東に広がる牧之原台地が茶畑のために開墾されました。
当時の牧之原台地は、荒れ果てて水の供給もままならず、住む人さえいませんでしたが、明治改新とともに身分制度の撤廃で路頭に迷う武士たちが牧之原台地を開墾し、農地に造り上げていったということです。また、大井川に橋がかかり、川渡しの妊婦たちも職を失っていたので、やはり、開墾に加わり、お茶の栽培を始めたようです。
こうして、明治のめまぐるしい時代の変化と人々の努力が重なり合って、菊川市の茶畑がつくられていきました。
明治39年、茶農業共同組合が設立されると、お茶の生産体制も整い、「深蒸し茶」などの製法も開発され、菊川市はやがて全国で有数のお茶生産地となりました。なかでも菊川の「深蒸し茶」はとりわけ風味が高く、これまで多数の賞を受賞。深蒸し茶とは煎茶の一種。生茶葉から煎茶を造る最初の工程の「蒸し」の時間を、1分から3分程度と長く取るもの。長い蒸し時間によって茶葉からの滲出成分が通常の煎茶より多くなり、濃くまろやかな味わいになります。豊かな香りと、まろやかでコクのある風味の菊川市の深蒸し茶。ぜひお試しください。
今や産業用地の不動産も多い菊川市ですが、お茶どころとしてもまだまだ元気です。
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